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大須賀淳
2025.11.23 15:14その他ニュース

マウンティングって「猿の行動」だよ

「高市早苗の言動や思考はマウンティングだ」と批判してたら、ついに自分から言っちゃいましたね。

 

服に関する発言の元になったのは参政党・安藤裕議員の「日本最高の生地を使って、日本最高の職人さんが作った服で、しっかり外交交渉してほしい。安物の服で対応していたら、なめられます」という国会質問に端を発するものですが、元の発言にマウントという表現は無いので、「〝なめられる〟の対義語は〝マウントをとる〟だ」という観念は、完全に高市思考回路に由来するものでしょう。

 

当然、「なめられる」の反対は「なめられない」であり、「対等である」という事。

 

一方で、自分より力を持つ者に対しても、立場の弱い者に対しても、虚勢をはってマウントをとろうとする輩は軽蔑される、つまり「なめられ」ます。

 

交渉において「なめられる」のって、威圧されたり、言い負かされたりする事じゃないですよ。特に外交のように最高レベルの狡猾さが渦巻く世界では「このバカを利用してやれ」と思われ、様々な形で上手く利用されてしまうでしょう(中国に対しても、様々な行動の口実に使える、過去最大級に「便利」な首相になっています)。

 

なんとなく「〝マウント〟は格闘技のマウントを意識したものだ!」みたいな擁護(?)が出て来そうですが、そんな馬乗りになってボコボコにするイメージだったらなおさらヤバい。誰がそんな野蛮人と「対等に」交渉なんかしようと思いますか。

 

だいたい、優位性を誇示する意味での「マウンティング」って元は猿の行動であり、レベルの低いポジション獲得行動を揶揄する皮肉で人間に使われだした言葉ですよ?

 

首相が、外交における発言(しかも、ポロッと口が滑ったのではなくXのポストという文章)で使って、交渉(日本の国益)にマイナスはあってもプラスになる事は絶対に無い言葉。完全に、内向きの、自分の支持者に対する「私」のみの発信で、「公」を損なっています。

 

ところで、猿のマウンティングについて改めて検索してみたら、トップにこんな動画が出て来ました。

 

「『マウンティング』をお願いしてしまう」これも、米国にはシッポをふる属国根性そのまんまじゃないか!

 

ネトウヨ的思考のマウンティングは、「する」「して」の両方で「猿と同じ」だったんですね。

大須賀淳

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